家具。(後編)
kawami kenchiku
家具ありき、暮らしありきの設計。
設計(プランニング)のプロセス、
具体例をあげてみましょう。
お気に入り家具(例えばソファもしくはチェア)があるとする。
その家具を置いた空間には、
採光・景色を取り込む開口部(窓)が必要か否か。
必要なら方向・大きさは。
開口部(構造的に弱い部分)が決まると壁(構造上強い耐力壁)の位置も決まってくる。
家具まわりの動線は確保できているか。
お気に入りの照明器具があるなら、
スタンドライトか
ペンダントライトか
ブラケットライトか。
ペンダントであれば天井、
ブラケットであれば壁、
スタンドであれば床が必要。
それぞれ暮らしの動線と交差しない位置、明るさが届き影が邪魔をしない(逆に影を生かす)、配置・距離感の計画が必要。
それぞれご家族のご希望を叶える必要寸法をキープするには具体的な家具の寸法と壁までの距離を確認。(動線をふさがないか)
予算に大いに絡む延べ床面積お抑えるべく、リラックス空間や家事の動作を圧迫しない必要寸法をキープする。
そのような事を踏まえながらプランニングしていく。
施主さんの好みがAなら「A」プラン。
施主さんの好みがBなら「B」プラン。
いろんなパターンを準備するにも時間は限られる。
はじめに向かうべきところが見えていればムダがない。コスト削減にもなる。
このプランニングの時点でほぼ暮らしは決まってくる。とてもとても重要。
だから正当な順番で仕事ができた方が良い。
暮らしから逆算
で仕事をするべきだ。
そして家づくりを考えている方、
「暮らしの中の細かい小さいストレスをひとつでも取り除きたい人」
は
造る段階で大いに、細かく小さな事まで考えるべきである。
kawami kenchiku
余談
この子かな。そうなのかな。