大工とつくる家。川見建築

川見建築

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新築現場木工事スタート。

本日9/19より新たな新築現場へ大工乗り込みました。

通称  土台敷き  と呼ばれている工程です。

今回は下請け物件ですので、施主さんとの打ち合わせはありません。図面と設計者さんの指示をもとに作業を進めていきます。

まずは墨出し。基礎の上に土台の乗る位置を出していきます。完成度を上げる為にシビアに墨を打っていきますよー。誤差は1㎜以下におさえます。

基礎にバランスよく乗るように、直角を確実に出して墨を出していきます。

次に穴あけ。アンカーボルトの位置を拾って、間違えないように穴を開けます。充電式ドリルを導入して、ストレス無く効率よく穴あけできるようになりました。電源コードはとにかくわずらわしい。引っかかったりコンセントが抜けたり。キリさえ切れれば充電式でもバンバン穴が開けれます。

次。

通気基礎パッキンを敷いてから土台を敷いていきます。

通気基礎パッキン。

外周ぐるっと高さ2㎝の通気層を設けます。床下、基礎内部の通気、換気をする一般的な方法です。普通はこれで足りますが、ひとつバランスが崩れるだけで、カビや白蟻などに繋がることもあるので、計画はシビアにするべきと考えます。基礎の立ち上がりに通気口を設ける、周辺地盤より基礎内部を高くする、建物周辺の排水計画をしっかりするなどです。内部基礎立ち上がりの配置の仕方でも空気の流れる量は変わりますので、有効かと思います。

次。大引に束を立てます。

(⇧写真は別現場)

昔は逆さになって束を大引にビス留めしてたなー笑

今となっては当たり前の、大引を逆さにしてまとめてビス留め。なるべく同じ作業はまとめる。大量生産は時短になる。

そして土間への束の固定は毎回ビスで。

今度は時間、手間をかけてもやるべきところ。

ボンドを用意されることもあるけど川見建築はビスで留めさせてもらってます。

大引を引っぱりたいときがあるから。雨で土間が濡れていたり湿っているとくっつかないから。接着剤は最初はくっついていても永遠じゃないから。それらは、床鳴りに繋がるから。床鳴りは比較的多いアフターメンテナンスだと思います。防げるものは防ぎたい。そんな理由からです。(※基本は元請けさんの指示に従います。元請けさんがより良い仕事をするためのお手伝い、兵隊になります。任せていただけるときは、私達の考えで施工させてもらっています)

などなど、自分達の施工で消せるリスクは消していきます。(まーこれまでに多くの失敗、補修をして・見て・聞いてきたから分かる事であります^_^;)

次。川見建築ではこのタイミングで土台外周部に防鼠材を打ちます。(土台設置後、大引を入れる前が理想)過去には建て方が終わってからやっていましたが、そのタイミングだと外周りの仕事になります。狭い場所での作業は時間をくいます。動線が長くなり時間がかかります。

このタイミングですと、障害物も少なく、内部からの仕事になり、動線も短く、以前の半分の時間で終わります。

次。断熱材入れ。ここからは時間が押して写真どころじゃありませんでしたので過去の別現場の参考写真で。

このとき、床下点検口がくる部分には断熱材をまだ入れないこと。入れてしまうと、開口の後処理が非常に手間をくいます。先に開けておかない理由は、床板の割付に点検口を合わせるため、仕上がりを良くするため、であります。(なんのこっちゃですよね。マニアックな内容ですみません)

 

次。床合板を留めて、養生のビニールシートを貼って無事に本日終了です。日中は9月後半のわりに暑かった反面、秋を感じる陽の短さで6時すぎにはうす暗くなってきました。

 

(本日のハプニング)

2日後の建て方(建前)にむけて手配していたクレーンが来れない事に。仲間に連絡しまくって代わりのレッカー屋さん何とか見つかる。困ったときに助けてくれるのは仲間だなーありがたいなー。

そして、本日中に現場に下見にきてくれたレッカー屋さんホントにありがとうございました。助かりました。

建築現場にとって建て方というのは、普段の倍もそれ以上も重要な日なのです。冷や汗かきました。

さらにプチハプニング!

買ったばかり今日おろしたての糸巻き。針抜けた。返品だろこれ。急いでるのに!

 

現場は色んな事が起こりますね。

最後にシワ寄せが出ないように。シワを処理しながら現場をまわすのも職人技と言えるのではないでしょうか。