大工とつくる家。川見建築

川見建築

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引き渡しの先が大事。

 

先日の風速30mをこえる春の嵐。

 

暴風被害がニュースで伝えられ、強い風がまだ残るなか、川見建築で建てさせていただいたお宅の点検に行ってきました。

 

どのお宅も軒の出を深くした建物ですので、比較的風の影響を受けやすい屋根です。

岩室のお宅

弥彦のお宅 暴風に関しては外からの目視。

異常ありませんでした^_^

 

弥彦のお宅は引渡しから今月末で1年です。

本日1年点検もさせていただきました。

屋根裏

雨漏り跡もなく(あったら困りますが)

結露をしている様子もなく、空気も動いていて健康な小屋裏。

床下も。こちらのお宅は地下水が集まりやすい土地形状。厳しい環境です。床下の換気口を余計に設けたお陰か、サラサラとした土間をほふく前進で容易に点検してまわれました。こちらも良い状態でした👍

その他、建具の調整と階段のささくれを処理してきました。

冷房、暖房の効きも良いみたいでなによりです。用意した暖房器具も使わなくて良い事もあるそうです。

高断熱仕様ではありませんが、野地と天井の二重断熱と通気システム・丁寧な断熱材の施工と柔らかい杉の床板が効果をあげている要因と思います。

工事をする人間として、引渡し後の経過観察が一番の教科書になります。とてもとてもありがたいことです。

引き渡し時には「カタチ」「品物」としては提供できていますがそれだけではまだ半分で、

快適性や暮らしやすさが提供できているかわかるのは季節が一周してみないとわかりません。

今日の施主さんの話しを聞いて、なんかやっとホッとできたかなーなんて感じました。

 

 

依頼してくれてありがとう。

それに応えれてよかった。

あの時の判断にやっと結果が出た。

 

なんて、時間を巻き戻したような感覚です。

川見建築にとって1年点検とは、引き渡しと同等以上の位置付けだなと感じます。

 

 

 

 

 

それに絡めてもう少し、

 

 

 

 

2018年の新潟市の冬はとても過酷なものでした。

 

丸一日で100㎝の積雪

(積雪に耐えられる軒先、落雪の計画)

 

連日の寒波

(住設備機器の施工、管理、メンテナンス。暖房方法、効率)

 

風速30mの暴風

(屋根の向き、勾配、軒先きの形状、各部材の接合方法)

 

ニュースの中の出来事のど真ん中にいました。

 

 

自分はたった40年しか経験してませんが、この先の気象条件や自然災害はもっと極端になってくるような気もしています。

 

上記のような過酷な状況に耐える構造、強度は当たり前が求められます。

 

具体例として、上記の2棟の屋根部材の接合には、

釘ピッチを細かくする

ビスどめを併用する

力のかかる方向に効く金具を増し打ちする

などの施工をしてきました。

 

ですが、それと矛盾するように設計士、建築士としては(ビジュアルとしての)デザイン力もなければいけません。

そのギリギリのラインを見極め攻めていく場面も多々あると思います。

 

とは言っても、皆さんの大切なお家で賭けにでるわけにはいかないので、リスクがある時はしっかり伝えさせてもらいます。

そして無理な時には無理と言っていきます。

 

 

 

 

 

引き渡しで終わりのお仕事ではないことを改めて実感しています。