大工とつくる家。川見建築

川見建築

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地産地消(川中〜川下)。

 kawami kenchiku

 

 

 

前回ブログで紹介させていただきました【スノービーチプロジェクト】雪上間伐。

その続きの一連の流れの川中〜川下側のお話です。

 

 

 

伐採されたブナ材が実際に商品になってエンドユーザーに届く流れとその事例を紹介したいと思います。

①【森林の管理、伐採】(森林組合)

②【製材、乾燥】(材木店、製材所)

③【加工、販売】(家具屋、木工屋、建築屋)

④【納品】(家庭、店舗、施設)

 

こんな流れでこのひとつの産業が成り立っています。

 

 

 

①【森林の管理、伐採】

 

 

②【製材、乾燥】

後に私どもが木材料として購入します。

 

 

③【加工、販売】

川見建築では③をメインに活動しています。私どもとしてはまだ数例しか貢献できておりませんが、内容を紹介させていただきます。

【事例1】試作テーブル天板 住宅の完成見学会(2017.4)にてダイニングテーブルとして使用しまして、その後私どもの事務机として使っております。初めての製作でしたので経年変化の研究材料としても手元に置いてあります。昨年(2019.10)の完成見学会では座卓のイメージで展示しました。

 

 

【事例2】店舗看板、ポスターフレーム ↑看板2017.11〜2018.1製作

↓ポスターフレーム2017.11製作  (節、虫食いなどはあえて使用しました) (手斧仕上げで表情を出し着色しました)

 

 

【事例3】住宅造作カウンター、玄関框、コーナー材 ↑キッチンカウンター笠木(奥)2019.10

↓玄関框、コーナー補強材(手前左)2019.10

↓パーテーション巾木、引っ掛け式カウンター↓造作家具の脚(形状は遊び心)使用箇所はすべて暮らしとハードに干渉する部分(食器を置く、毎日の上がり下り、当たる擦る、掃除機を当てる)ブナの特徴である固さがいきる部分に使用しました。

 

 

【事例4】店舗カフェテーブル、ベンチソファー、(テーブル天板にロゴマーク手彫り) ↑店舗カフェテーブル2019.11〜2020.3製作。ストーリーがあり思い入れのあるものになって欲しいと、店主には数十枚の中から気に入った物を選んでもらって製作しました。天板はスノービーチで脚は鉄配管部材。かなりの重量あるため移動の際にコンクリート土間を傷付けないようスノービーチの靴を履かせました。

↓ベンチソファー2019.12〜2020.3製作。

 

 

④【納品】皆さん笑顔で喜んで下さいました。

 

 

 

これで分かること、

スノービーチは確実に魅力のある素材です!

それを広めるのは自分たち『つくりて』の役割。皆さんの需要を増やせるよう良いものをつくる。

求める素材を供給できるように効率良く森を育てていただく。健康な山にしていただく。

それは地域が潤い、山の生物にも好影響になり、みんなが喜ぶ。

 

 

 

スノービーチの

魅力を引き出せるよう伝わるよう

本気のものづくりがんばってまいります。

 

 

 

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