大工とつくる家。川見建築

川見建築

ブログ

大工が手すりをつけたよ。

kawami kenchiku

 

 

 

身内に大工がいるっていいっしょ!

 

 

 

さて、

奥様の実家に、手すりを付けてきたお話し。

 

昔ながらの手すり無しの急階段。

 

今回は、32㎜径の手すり棒を採用。

35㎜だと自分の手でも掴みきれない印象。義理父母の事を考えると、よりしっかり掴める32㎜の方が良い。

 

左右は、現場の状況から側への転落が怖いので開口を塞ぐようにこちらに設置。

 

 

縦下地は動線にぶつからないよう1段目よりもぐして2段目からつくりました。

 

手すり棒は先に掴めるように拳ひとつぶん伸ばしました。

大工の気配り。

 

 

 

 

手すり材の切れ端が余ったので右側にも「縦」に追加しました。

この「縦」に狙いがあって🤭

たとえ一歩目につまづいたとしても手が掛かるようにタテ手すりを付けました。

 

これで下りの一、二歩目は両手で手すりを掴めるので安定して安心です。

 

先ずは、下りる前に掴む事で安全確保。

 

1段目下りたところで右でも掴める。

 

2段目に下りると右手を掴んだまま左手も次のポイントへ。

ここまで下りると動作にリズムも生まれるからつまずく事や掴み損ねも起こりにくいと思います。

 

これから気温が下がってくると身体もかたくなるし動き辛くなるし、

 

冬が来る前に付けれてよかったす☺️

 

次は断熱をどうにかしてあげたいなあ。

 

 

 

2階もね。

 

 

こんな感じで今回は階段の手すりでしたが、

 

 

先のリノベーション工事ではリビング、玄関ホールも手すりを取り付けました。↑リビング内ですが廊下と同じ役割、動線を誘導するように

 

↑間抜けした壁のアクセントにもなり

 

 

用途や意図は、

歩く際のリズムとりだったり、触れて感じるぬくもりだったり安心感、立ち話の際にもたれ掛かったり、間抜けした壁のアクセントだったりと、そんな狙いでした。

 

手すり。

いかがですか。

 

 

 

kawami kenchiku

 

 

余談

冒頭で「身内に大工がいるっていいっしょ」なんて言いましたが🙂

いたら便利ですよね。

 

 

身内に大工がいない皆さま。

 

 

私どもご相談うけた時点で身内同然です。(身内も他人もお手伝いしたい気持ちの中身は同じです)

気楽に依頼してほしいです☺️

あれこれお役にたてると思います。

小さいお困り事なんでもご相談下さいね。