大工とつくる家。川見建築

川見建築

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照明。

kawami kenchiku

 

 

 

前回の続き、私が初めに心を奪われたインテリアをひとつ紹介します。

 

 

 

 

ルイスポールセン社のペンダントランプ。ポールヘニングセンがデザインしたph5 

(こちらは現行品のグレーグラデーション)

 

 

 

 

でこちらがヴィンテージのホワイト。(北欧デンマーク製)何年前のものか定かではありませんが、構造も少し違いがあり数十年前の物と予想されます。アルミのシェードがへこんだり歪んだりしてますが、私的にはデンマークでの時間を想像できて貴重な物に感じます。

 

 

 

 

ph5 、皆さんもよく目にするのではないでしょうか。

 

私も最近までは名前すら知らず「このペンダントライトよく目にするなー。」くらいに思ってた人間です。笑

 

 

知れば納得!使われている理由があるんです!

 

(私なりに調べて聞いて結論付けている部分、皆さまの見解と異なる場合はご容赦ください)

 

 

【シェードの形状に意味があります】

光は物に当たる角度によって透過率が変わります。電球から広がる光が各シェードのどこに当たっても同じ入射角・出射角になるのがこの形状なんです。そしてそれが広角に優しく広がるよう(主に下方向)このシェードの枚数このシェードの大きさになっているんです。

 

 

 

 

 

そして電球(光源)が見えない様に設計されていますので眩しいとストレスを感じる事がありません。(現行品では電球の高さが調整できるようになっています。電球の高さ種類よってシェードへの光の当たり方が変化しますので正しい位置でお使いください。)

 

 

 

 

 

 

 

【シェードの色に意味があります】

人間の目は赤と青の認識が弱くそれを補う為シェードの内側を赤、青にペイントしています。それらの色に反射した光は物をいちばん正しい色彩で照らしてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

「美しく照らしてくれるランプ」

で何を照らしたいか。

 

 

暮らしの基本「食」の場

ダイニングを照らすべき。

 

そんな意図のもと、それぞれのインテリアをプランニングしています。

 

見学会のお客さんそれぞれにここで食事をしてほしかったです😚

 

 

 

 

 

ただ、

 

 

 

 

ph5 、眺めてるだけでもいい美しい佇まい。

 

 

 

 

 

どこに設置してもアリだと思います。笑

 

 

 

 

kawami kenchiku

 

 

 

 

 

余談

 

インテリア。

 

どんな風に選べば良いの?

どこに設置すれば良いの?

 

「どれでも良いんです、どこでも良いんです」

 

私はそう考えます。

 

暮らし手の自由です。気持ち良ければそれで良いんです。

 

高価、安価、有名、無名、オシャレ、ダサい、そんなことは選ぶ基準ではありません。

 

使うあなたが心おどる物をまわりに揃えていけばそれが一番だと思いますよ☺️

 

 

私達はプロとして

皆さんの暮らしが少しでもより良くなればとの思いで

ひとつの例として提案させていただいております。