大工とつくる家。川見建築

川見建築

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ライティング。

kawami kenchiku

 

数日前、ヴィンテージランプが家にきた。

 

とても良い。

 

癒される。 

現行品でも良いが、ヴィンテージの方が好み。歴史の重みとあたたかみを感じる。

 

 

 

 

ただ、むやみに明るいシーリングライトに慣れている私たちは

電球色の洒落たランプに変えると光量が足りず実用面ではストレスを感じてしまう。

 

それでも、あれこれ試行錯誤しながら心地よいバランスを見つけた。

慣れてしまえば断然良い!

毎日ほんの一時でも心がほんわかできる。

 

 

もうちょっと色々試しながらやってみたいことがあるから徐々にやっていこう。

(憧れであり基本であり最高の「ph5」 は是が非でも手に入れたい)

 

 

 

 

以前までの「電気を点ける」と「ライティング」の概念が違っていた。

ひとつひとつのランプ(照明器具)にそれぞれ細かく役割を割り当てるのだ。

必然的にランプの個数が増える。

それでいいんだ。

 

 

 

電気代が勿体ないと感じるだろうか?

 

「勿体ない」は日本の誇れる概念だが、それを最優先にはしない。

 

忙しい暮らしの中のひと時の癒しには演出も必要だ。そこに実用性も兼ねれれば、私たちの暮らしに取り込んでも良いのではないか。

 

 

 

 

我が家は帰宅すると、まず4つのランプを点ける。

①壁付けのウォールランプ

部屋のいちばん奥かど、奥行きが出る、器具自体も優しく明かりが灯るのでインテリアとしても良い

 

②テーブル上のペンダントランプ

テーブル上を照らすがガラスからも光が漏れて雰囲気が良い、照明器具としてもインテリアとしても良い

 

③部屋全体の光量確保のスタンドランプ

間接照明として天井にぶつけて部屋全体をぼんやり明るくしてくれる(本来の使い方ではない、今はこれしか持っていない)

 

④キッチンの作業灯

作業の為のスポットライト。照明器具に見映えはいらない、必要なのは手元が見える明るさ

 

 

これでLDKで何をするにも光量の確保ができている状態。

 

料理が終われば④を消し、

食事と後片付けが終われば③を消し、

寝るまでのリラックスタイムでは①、②で充分雰囲気が良い。

 

窮屈なアパート暮らしでもライティングの奥深さをなかなか楽しめている。

 

 

いずれマイホームでは絶対付けたい照明器具がいくつもある。これもまたヴィンテージに出会えればそうしたい。

 

 

 kawami kenchiku

 

 

余談

上記で触れた「電気代」。

我が家のシーリングライトは消費電力41W。24時間つけておよそ17円。(アプリによる計算、参考金額)

 

それに対して、

ペンダント4.3W、2円。

スタンド8.2W、4円。

ウォール3W、1.5円。

合計7.5円。

 

アリだ。